マレーシア長期滞在ビザ(MM2H)
通常海外に長期滞在(原則3ヶ月以上)するためには、永住権、退職者ビザ、長期滞在ビザなどが必要です。ところが実際はこれらの発給国は少なく、あっても条件が厳しく取得が困難です。例えばロングステイの人気国である豪州の退職者ビザ取得には、今では1億円近い資金が必要です。
マレーシアの滞在も6ヶ月までは一度出国すれば可能と言われますが、頻繁に繰り返すと問題になるので、それ以上の滞在をする場合は長期滞在ビザ「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(MM2H)」が必要です。
MM2Hは、年齢に関係なく10年までの長期滞在が許可され、更新も可能で、取得条件も比較的緩やかなのが特徴です。しかもマレーシアは長期滞在、移住に大変適した国でもあり、今すぐ滞在する予定はなくても将来の長期滞在、移住のためのオプション(権利)として保有する価値が高いと言えます。
「必要な時に取得すれば十分」との考えがありますが、一般的にこれら長期滞在ビザの取得条件は年々厳しくなり、また、制度が廃止されることがあります。(豪州の退職者ビザは前述のとおりですし、ニュージーランド、カナダの退職者ビザは、廃止されました。)
また、申請者側の問題として、退職や失業などで定期収入がなくなってから申請しても、原則受理されません。不安定な雇用情勢の中、定期収入があるうちに取得する必要があります。
この種のビザは「取れるときに取る」ことが重要です。MM2Hは、大きな維持費もかからず、滞在の義務もありません。現役の方でも、「将来退職後に海外長期滞在あるいは移住をしたい」、「日本の財政破綻により高負担国家になった時の経済亡命?先を確保したい」という目的をかなえる「宝」となるかもしれません。
マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(MM2H)のメリット
- 10年間の滞在許可が得られ、更新も可能。
- 年齢にかかわらず取得できる。(財政的条件は年齢により異なる)
- 現地銀行口座の開設ができる。(一般的にMM2Hがないと非居住者はマレーシアの銀行口座開設は困難)
- ビザ取得要件のリンギット預金で高金利、為替差益が狙える。
- 日本から車の輸入が無税でできる。(現地購入の場合は4割安)
- 事業やパート勤務ができる。(職種に制限あり)
- 配偶者、扶養家族(21歳未満の未婚の子供)、60歳以上の両親を同時に申請することが可能。(ご子弟がインターナショナルスクールや日本人学校に入学できる。)
- 維持費が安く、滞在義務がなく「権利」として保有できる。
マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(MM2H)の主な取得条件
50才以上の申請者
- 金融資産で最低RM350,000(約1050万円)相当の資産と月収入でRM10,000(約30万円)ある事を示す。収入が少ない場合は、より多くの金融資産が必要。
- 仮許可後、マレーシア国内銀行にRM150,000(約450万円)の定期預金をする。
- 月額の公的年金収入がRM10,000(約30万円)以上あれば預金は原則不要
- 定期預金は、1年後に不動産購入、教育、医療目的でRM50,000(約150万円)まで解約可能。(残高RM100,000を維持)
50才未満の申請者
- 金融資産で最低RM500,000(約1500万円)相当の資産と月収入でRM10,000(約30万円)ある事を示す。収入が少ない場合は、より多くの金融資産が必要。
- 仮許可後、マレーシア国内銀行にRM300,000(約900万円)の定期預金をする。
- 定期預金は、1年後に不動産購入、教育、医療目的でRM150,000(約450万円)まで解約可能。(残高RM150,000を維持)
(1リンギット30円で計算してあります。)
- 財政的条件は、単身、ご夫婦での申請にかかわらず、同一です。
(財産、所得とも夫婦名義の合算が可能)
- 「金融資産残高」は、預貯金、有価証券(株式、債券、投資信託等)は対象(海外での保有も含む)ですが、不動産の評価額は対象となりません。(※ただし、最近は現預金のみに厳格化されている。)
- 金融資産残高の証明は、基準より余裕のある数字を提出したほうがスムーズに審査が通ります。
その他共通の条件
- マレーシア国内で医療保険に加入すること
- マレーシア国内で健康診断を受けること
- MM2Hの解約時には定期預金は全額返金される
MM2H取得サポート
MM2Hは個人でも申請・取得が可能ですが、必要書類の準備・記入、申請のための渡航、マレーシア移民局当局とやりとりの面で、個人で行うと予想以上の手間と費用がかかります。事実、時々個人申請をされた方が途中で挫折しそうになり、弊社に助けを求めてくる例もあります。(弊社では個人申請のサポートは一切しておりません。)
また、個人申請は、MM2H公認スポンサー(保証人)が代理申請するのに比べ審査が厳しくなる傾向があります。

そこで、弊社は過去350件以上のMM2H取得実績のあるMM2H公認スポンサーをご紹介し、効率的でスムースなMM2H取得のバックアップをいたします。
MM2H取得サポートの内容
- 信頼性の高い日系大手MM2H公認スポンサーを通じ代行申請いたします。
- マレーシア、日本双方の拠点から、きめ細かいサポートをいたします。
- 申請はすべてスポンサーを通じて行うため、申請者は申請のためにマレーシアに渡航する必要はありません。(発給時、一度渡航の必要があります。)
- 英訳の必要な書類は同スポンサーが英訳を行います。
- ビザ発給時に申請者と移民局に同行し、発給を受ける手続きをサポートします。
- 定期預金のための現地銀行口座開設のサポートをいたします。
- ビザが発給されない場合、サポート料金の50%を返金いたします。
サポート料金
178,000(消費税別)
子供(21歳未満)を付帯する場合、1人あたり15,000円(消費税別)の追加料金となります。
